<男!あばれはっちゃく第9話あばれアニメだマル秘作戦の本当に雑な雑感>
長太郎は、みゆきちゃんに男らしくないと言われたくない為とはいえ、自分の貰ったセル画を侮辱した邦彦の面子を立ててあげていました。有難いことにはみゆきちゃんはこの真相を察していたようで嬉しいですね。この時の長太郎は、(おれ、そんなの、興味ねえや。)と去っていきます。拘りがなくて爽やかなエンディングでとても気持ちよい。このハッピーエンドにはかよちゃんの説得が大きくて、邦彦は学校を休んでセル画を自分で書こうとするほど困っているのだから、気持ちを汲んで、助けてあげるよう、諭します。この時のかよちゃんは本当に素敵な年上のお姉さん。邦彦の方が悪いと分かっていても、弱者の身になって共感することのできる優しさがある女性ですね。かよちゃんは厳密には家族ではないですが、最初の頃から家族以外で長太郎には愛情深く接してくれる人がいます。仙海和尚、寺山先生もそうですね。渋々ながらも受け止める素直さをもつ長太郎もまたよいです。そして、自業自得ではある邦彦も、ある意味ではとても真面目な子なのだな、と思えます。学校を休んでまで自分でセル画を書いてやろうなんて意地っぱりですが、その根性がいじらしいです。それぞれのキャラの良さ、それらしさがよく描いてあるので好きなのかもしれません。