<栗又厚さん>
男!あばれはっちゃくの第1巻を、日々、楽しんでおります。一言でいうのは申し訳ないのですが、やっぱり達者だったのだな、と思いました。私は一般的な子役さんに疎く、力量の程はよく解らないのですが、栗又さんはかなりうまい方の、場を持たせられる子役さんだったのだなと今更ですが思いました。声の迫力なり、眼力が凄くて、あばれはっちゃくの役づくりが最初の頃からしっかり出来ていたのだな、と感じます。目線の動きを含めて、目に表情が宿っていて、とても良いです。それぞれのシーンの感情がよく伝わる演技をされているのだな、と…。最近のインタビューでは父ちゃん役の東野英心さんに演技の面でいつも叱られていたと語ってられましたが、そうした指導の末にでてきたのか、どの点が逆に駄目だったのか、知りたくなります。写真集にあったように、栗又さんが声に力がなく、小さいとあったのも信じられないです。達者というと、優等生的なイメージになりますが、子供だけがもつ輝きというか感性な部分も監督さんは殺してない気がするし…。