熱血!あばれはっちゃく写真集では、中学一年生の栗又厚さんに会うことができます。メインは荒木さんですが、見開き二ページで栗又君が載っています。栗又君にとって最初のあの人は今なのでしょうか。30年前の栗又君に対して変な感想ですが、元気そうで、リラックスした雰囲気で安心しました。はっちゃく時代は、眼力があって、魅力的でしたが、柔和な表情をしていて、日に焼けて、伸び伸び、学生生活をエンジョイしていたのが伺えます。気取りがなくて、純朴そうで、嬉しいです。最終回より、またさらに、成長されて、この頃はミュージシャンとして活動されてましたが、(最年少ドラマー?)せめてもう一本くらい、俳優としての姿を見たかったです。

あばれはっちゃくを見て、その作品を楽しんでいればいいのですが、栗又君のパーソナリティーやその後を知りたくなってしまうのはご本人にはさぞご迷惑、私のようなファンはなんと業が深いのだろうと思います。我ながら身勝手だと思いますが、ファンになった方を身近な存在としてとらえ、今、どうなさっているか、微かなたよりで、大袈裟にいうと、同じ時代に生きてらっしゃり、元気になさっていることが、嬉しいのです。(近所のレストランの遠縁の栗又さん、栗又さんの元同僚のウェィターの方に、違う部署で栗又さんが元気に働いていることをしり、お会いできたらというやまっけはありましたが(笑)(一言、栗又さんの長太郎が好きだとお伝えしたい)おこがましくも身近に感じてしまいました)
栗又厚さんは天才子役でスーパー小学生だったかもしれませんし、平凡な小学生だった私とは感覚が違うのかもしれませんが、やはりあの年頃で、成し遂げるべき、出来を問われる仕事があるとはどういうことか、と、馳せてしまいます。昨年のインタビューでもあったように、習い事感覚で始めた、とありました。我々の書道、ピアノとかの延長でしょうか?でも私もそうでしたが、行きたくない日や、病気の日もありました。栗又さんは、徐々に負担になっていった、と語ってました。本人は習い事感覚でも、どんどん周りの大人たち、状況も重く厳しくなって縛られていく…。余計に、一人きりの朝の通勤が孤独に感じます。(かなり時代が違う子役さんで恐縮ですが、)青木富夫さんも、著書で逃げても、すぐ捕まってしまう、と書いています。

私の妹は私が栗又厚さんを好きなのを呆れつつも、話に付き合ってくれます。この点については、子供のほうがむしろ怖いもの知らずの強みで、こなせてしまうものだ、とあっさり答えました。私はそうかもしれないけど、やはり言えない想像を超える苦労があったのでは、と思います。

(抜粋) 厚クンは、今でも時々熱血あばれはっちゃくの撮影現場に遊びにやって来る。そんな時、彼はスタッフの人たちにきちんと挨拶をすることを忘れない。三代目の荒木クンも、厚クンのことを先輩とよび、ロケーションの合間にいっしょにサッカーをしたり、お昼休みには、仲良くお弁当をほおばったりしている。
(父ちゃんの吹き出しで) 甘えん坊の栗又が苦労をグーッとたえてたくましくなりやがった。ただ少し食う分をへらさねェと、父ちゃんよりデブっちまうぞ