今年になって、念願の2007年あばれはっちゃく同窓会の記事を拝見することができました。2007年6月号のハイパーホビーです。五人のはっちゃくが揃われている笑顔のお姿を見ることができ、本当に嬉しく感じました。活躍の場は違えど、それぞれの個性を輝かしながら生きてらっしゃったのではないかと、私などが言うのはおこがましいですが、そのよすがを、五人様の表情から感じることができました。酒井さんのはっちゃくは残念ながら分からないのですが、それぞれ、面影がおありで、これからも長太郎がそれぞれ違ったように、その個性を熟成させていってほしいな、と浅いファンながら願ってしまいました。


このページでは昭和57年4月に放送されたスペシャル、男三人!あばれはっちゃくの取材写真が見れて感激でした。荒木さんを吉田さんと栗又さんが抱えている写真です。栗又さんの見れるお写真は少ないので、個人的に終わりの頃の栗又さんだ!しかもいい表情!と感激してしまいました。長太郎がいたについたようで、たくましくて、頼りがいがある兄貴分に成られたお姿で、とても12才とは思えないしっかりした表情をなさってます。初代の吉田友紀さんに見守られているところ、安心して、役を荒木直也さんに委ねているところも感じるいい写真です。

それぞれの長太郎役が苦労を重ね、繋げてくださったからこそのシリーズで、先代がいなかったら次の代が生まれなかったのは事実だと思います。写真集でしか伺えなくて恐縮ですが、はっちゃくシリーズを確立してくださった吉田友紀さんと、引き継いでくださった荒木直也さんの当時の人柄のよすがを、抜粋で申し訳ないですが書いてみます。


吉田友紀さん。

世の中の決まりをしっかり身につけ、礼儀正しい高校生になってきたトモを見ると、父ちゃんうれしくて涙がでらァ。(東野英心さんのコメント)


吉田友紀君は小さいころから子役として活躍していた。負けず嫌いで研究熱心だ。台本もよく読み、ひそかにセリフの勉強もしてくる。はっちゃくの仕事に入ったのは小学校6年の時だったが、もうりっぱにプロの心構えをもっていた。…闘志も責任感も人一倍で、寝言でよーし、はっちゃくを成功させるぞ!とさけんだというほど。(コラム個性的な三人の長太郎)



荒木直也さん。


Qオーディションにとおって、三代目長太郎に決まった時、どんな気持ちだった?

Aはっちゃくは前から好きな番組だったので、とてもうれしかった。(はっちゃくQ&A)


セリフをテストするが、まったく物おじせず、腹の底から声をだす。…この中で主役をやりたい人?と質問してみると、ハイ!と大きな声で勢いよく手をあげたのは荒木君ただひとりだった。あとの子はニヤニヤ笑い、顔を見合わせて、自信なげに半分ぐらいの高さに手をあげただけだった。(コラム三代目はこうして決定した)


荒木直也くんは、非常に礼儀正しく、きちんとしている。呼ばれると直ぐハイ!と返事し、きびきびと仕事にかかり気持ちがいい。最近は自分のことだけでなく、子供たちのリーダーとなって、チームワークづくりにまで気をくばっている。(コラム個性的な三人の長太郎)